これで迷わない!企画書の作り方|記載する内容とポイントを解説

企画書の作成には構成が必要です

企画書は自分が実行したいと考えている企画を成功させるために欠かせないものです。

優れた企画書は、その企画書を読んだ相手に企画内容を理解してもらうことができ、企画の必要性を感じてもらえるようになるのです。しかし、企画書の書き方を間違えてしまうと、企画書が企画自体の価値を下げ、企画が採用されなくなってしまう可能性もあるでしょう。

この記事では、企画書の作成方法や作成時のポイントを紹介します。これから企画書を作成する方や、企画書の作成が苦手と感じている方であれば、ぜひ参考にしてください。

目次

企画書とは

企画書と提案書の違いを理解しましょう

企画書とは、新商品や新サービス、新しいプロジェクトやアイデアを社内外に提案をするために作成される文書のことです。

組織で何かを実行するためには、必要な予算・期間・人員などいいくつもの検討すべきことがあり、それらが曖昧なままで行動を起こすことは出来ません。

企画書で具体的に企画をデザインしておけば、企画書を読む相手に企画が実行可能なものであると伝えられるでしょう。

企画書と提案書の違い

企画書と似たものに提案書と呼ばれる書類がありますが、この2つは異なる役割を持っています。

提案書がその企画の動機・目的などが記載されたものであるのに対し、企画書は提案書をより具体化し、すぐに着手可能な状態まで精査したもののことを指しているのです。

そのため、提案書を提出して提案が採用された後に企画書を作成するというのが一般的な流れになります。

企画書を作成する際のポイント

企画書を作成するポイントを確認しましょう

ここからは、誰が読んでも内容が容易に理解出来る企画書を作成するために、知っておくべきポイントをお伝えしましょう。

ポイント1 6W2Hを意識した文章を作成する

ビジネス文書を書く時の基本でもありますが、6W2Hを意識した文章を書くようにしましょう。

6W2Hが網羅されている文章は読む相手にとって分かりやすく、必要な情報が漏れてしまう恐れがありません。

・Who(誰が)
・What(何を)
・Whom(誰に)
・When(いつ)
・Where(どこで)
・Why(なぜ)
・How(どのように)
・How much(いくらで)

企画書を書きながら6W2Hを考えるのではなく、先に企画の6W2Hを箇条書きにしてから企画書の作成を始めるとスムーズに進みます。

ポイント2 企画を実行することで得られるメリットや数値目標を記載する

メリットのないものには、前向きに取り組めません。企画書では、企画を実行することにより得られる成果やメリットは何かを明らかにしてください。

また、企画の成果を表すために数値目標を設定することも大切です。

ポイント3 読みやすいデザインと文章を心掛ける

企画書は簡潔かつ分かりやすいものでなくてはいけません。

長過ぎる文章や遠回しな表現は避けて、誰が読んでも短時間で企画の内容が理解できる文章を作成しましょう。

また、箇条書きや改行、余白などを使用し、読みやすさが配慮されたデザインの書類を作成してください。

企画書に記載する内容と構成

企画書に記載する内容を確認しましょう

業種や企画の内容が変わっても、企画書の内容や構成は大きく変わりません。
ここでは、一般的な企画書の構成を紹介しましょう。

1 企画のタイトル

企画書の顔とも言えるタイトルは、そのタイトルだけで企画の内容が推測可能なタイトルを考えてください。

1日に何枚もの企画書を確認する担当者もいるため、タイトルから興味を持ってもらう必要があります。

2 背景

企画を実施する理由、解決するべき課題を記載します。しっかりと現状を分析し、可能であれば今の問題点を図表や数値で表現しましょう。

課題が曖昧なままでは、解決策である企画の内容をアピールすることは出来ません。

3 企画の内容

簡潔な文章を用いて企画の内容を具体的に説明します。具体的な手段や流れ、必要な人員、ツールについても記載が必要です。

4 ターゲット

企画のターゲット層を記載します。企画の内容に含めても良いです。

5 費用・収支計画

企画に必要な予算を明らかにします。費用の回収目安がある企画の場合には、収支計画を提示しましょう。

6 スケジュール

企画を実行するために必要な準備期間や具体的なスケジュールを明らかにします。

7 目標・メリット

企画によって得られるメリットや企画実行時の目標を記載します。

目標は可能な限り数値を活用し、企画の実行によって目標が達成されたのかが判断しやすいようにしてください。

8 参考資料(必要な場合)

参考になる文献や調査結果があれば記載しておきます。インターネット上の情報である場合には、参考URLの記載でもいいでしょう。

パワーポイントを使った企画書

パワーポイントを使った企画書は、画像・グラフ・イラストなどの挿入がしやすいという特徴があり、視覚に訴えかけるようなデザインに仕上げられるため、スライドショーとしての活用に適しています。
さらに、パワーポイントにはいくつものテンプレートが用意されているので、スムーズに企画書が作成でき、企画書のデザインを統一することも可能です。

ただし、パワーポイントでは1ページに多くのテキストを含むような企画書には向いていません。基本的には「1ページに1メッセージ」のシンプルな構成で、スライドしながら内容を伝えていくスタイルの企画書を得意としているのです。

そのため、パワーポイントの企画書を印刷すると、余白が多いだけでなく膨大なページ数になってしまうこともあります。テキストがメインになるのであれば、ワードを使った企画書作成を考えた方が良いでしょう。

ワードを使った企画書

画像・グラフ・イラストなどの画像が少ないテキストが中心の企画書作成には、ワードを使用すると良いです。

文章量が多い場合でも、最低限のページ数で企画書をまとめられるでしょう。余白などを含めた印刷時の設定も細かな調整が可能です。

また、ワードのデータは非常に軽いため扱いやすく、閲覧環境によってトラブルが生じる恐れも少ないため、データの送受信も容易に行えるというメリットもあります。

パワーポイントとワードのどちらで企画書を作成したら良いか悩んでいるのなら、企画書に含める予定の画像の数・テキストの量・活用場面を考えると良いでしょう。

1枚で構成された企画書

企画書は複数ページに及ぶことが多いですが、より企画の内容を簡潔に伝えるために企画書を1枚で作成するという方法もあります。

企画書のボリュームが少なければ、その内容は簡潔になり、企画書を読む相手にも時間をかけずに容易に企画を理解してもらえるでしょう。

1枚の企画書の書き方は通常の企画書の構成と同じですが、多くの文章を無理矢理1枚にするのではなく、文章自体を短くしてテキストの量を減らさなくてはいけません。箇条書き・枠・線などを活用して、見やすいデザインにする工夫も必要です。

1枚で構成された企画書は、基本的にワードまたはエクセルで作られています。社内に定められたテンプレートがないのであれば、インターネットで配布されているテンプレートを活用するのも良いでしょう。

まとめ

企画書の作成ポイントや記載するべき内容を紹介いたしました。企画書はアイデアを実現させるために欠かせないものであり、企画書の仕上がりによって企画が採用されるかどうかが決まると言っても過言ではないでしょう。

また、社外への企画の提案の際には、企画書の出来はもちろん、企画書を読んでもらった後のフォローが重要です。作成した企画書を送付して終わりにしないために、営業ツールの導入を考えるのも良いでしょう。営業ツールを活用すれば、企画の採用に繋がりやすくなります。

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