営業メールでの新規開拓で押さえるべきポイント|例文付き

営業メールを活用すれば、訪問が難しかったり、なかなかアポイントが取れなかったりする相手にもアプローチをすることが可能です。しかし、ただメールを送るだけで新規顧客の獲得につながるというわけではありません。

この記事では、新規開拓につながる営業メールの書き方とポイント、例文を紹介しましょう。営業メールを使って新規顧客を増やしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

営業メールのメリット・デメリット

営業メールのメリットとデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

メリットとデメリットを理解した上で、営業メールを活用しましょう。

メリット

営業メールのメリットは、顧客と直接対面せずにアプローチが可能だということです。

営業メールを受け取った相手は、自分の都合の良い時間にメールを確認出来るため、なかなかアポイントの取れない相手にも営業しやすくなるでしょう。

また、リモートワーク時の営業方法としても有効で、お互い会社に出社していなくても、営業メールを送付することは可能です。多様化した働き方の中でも、有効な営業活動の手段でしょう。

デメリット

営業メールのデメリットは、メールを送った相手に必ず読んでもらえるとは限らないということです。

知らない会社からのメールは開封しない人や営業メールに否定的な人もいるでしょうし、忙しいビジネスパーソンであれば仕事に必要のないメールは読まない人もいるでしょう。

後ほど紹介するKPIを活用して、営業メールの効果を確認しながら改善を続ければ、そのデメリットをカバー出来ます。

営業メールで新規開拓する前にKPIを設定する

営業メールを送付する前にKPI(重要業績評価指標)を設定することが大切です。KPIとは最終的な目標の達成度合いを評価するための指標で、中間的な目標の意味合いもあります。例えば「営業メールを〇件以上送付する」「メール開封率〇%」などがKPIにあたります。

KPIを設定することで、新規顧客獲得や商談獲得という最終目標に至るまでの過程で、送った営業メールに効果があったのかどうかを評価することが可能になります。過去の実績を元に、目標数値を定めるといいでしょう。

営業メールで設定するKPIとして使われる主な項目は、以下の5項目です。

CV数(コンバーション数)

CV数は目的が達成された数値のことで、メール営業の最終的な成果を表す指標です。

メールを受け取った顧客のアクションをカウントし、そのレスポンスを数値化します。

クリック数

営業メールに自社の商品やサービスを紹介するサイトや導入事例の紹介ページのURLを記載し、そのURLがクリックされた回数を計測します。

URLを複数用意すれば、見込み顧客の興味や関心を知ることが出来るでしょう。

開封数

開封数は、送信した営業メールが顧客に開封してもらえたかどうかを示す数値のことです。

忙しい人ほど受け取ったメールの件名を見て開封を決めることが多いため、開封数が少ない時には件名を見直す必要があるでしょう。

到達数

営業メールが相手に届いたかを表す数値が到達数です。

もらったアドレスの中には、異動や退職によってすでにアドレス自体が存在しないことがあります。そもそもメールが顧客に到着しなければ、営業は成り立ちません。

配信数

配信数は営業メールを送った総数のことです。

絶対数である営業メールの配信数が少な過ぎる場合は、CV数も少なくなります。日頃からメールの送信先になる見込み顧客を、多く獲得しておく必要があるということです。

営業メールで新規開拓を行う際のポイント

営業メールを活用して新規開拓を行うために、知っておくべきポイントがあります。

ポイントを理解して営業メールを作成しましょう。

ポイント1 事前準備

最初に、営業メールを送る営業メールリストを手に入れます。

営業メールリストはツールやサービスを利用したり、自分で作成したりするなど様々な方法で作成できるため、営業内容に適した方法で入手しましょう。

また、メールはシチュエーションに合わせて複数のパターンを作り、使い分けられるようにすると良いです。添付資料なども用意しファイルの容量が大きい場合には圧縮しておいてください。

ポイント2 メールの書き方

営業メールの書き方で重要視すべきポイントは、まずメールの内容が分かりやすい件名をつけることです。「ご案内」や「ご紹介」のような件名では内容が分からず、迷惑メール扱いされてしまうでしょう。

件名を目立たせる目的で記号を用いるという手段もありますが、相手の環境によっては文字化けすることがあるため、よく注意してください。

メールの本文は完結かつ分かりやすい文章にし、丁寧な表現を使うようにします。印象の良い営業メールの書き方の具体的なポイントは下記を参考にしてください。

・メールの目的と本題は文頭で伝える
・適度に改行を利用して一文を60文字以内に収める
・箇条書きなどを使って伝わりやすい文章を作る
・相手を気遣う表現を使う
・連絡先として署名を必ず記載する

どのような営業メールであっても、上記の点は必ず守るようにします。

また、メールの中で商談交渉日を提示する場合には、曜日や時間の違う候補日を複数日提案し、相手が自分の都合に合わせて日程を選べるようにしましょう。

ポイント3 メールの送信後

営業メールに対して顧客から返信があった場合には、迅速に対応をするようにします。反応が早いだけで、顧客からの印象が良くなるためです。

もし顧客から、確認に多くの時間がかかる問い合わせがあった場合は、現状を伝えて返答まで待ってもらうようにしてください。質問に対して何の返答もないという状態は、避けなければいけません。

また、商談の機会を頂けた時には商談をスムーズに進めるために、顧客が抱えている課題や要望を聞いておくと良いです。顧客の現状を把握出来れば、顧客の状態に合わせた独自の提案が出来るようになるでしょう。

効率良く営業メールを送るためには、営業メールの開封率・返答率などを比較した効果分析を行い、必要な改善を繰り返します。

新規開拓の営業メールの例文

最後に、新規開拓の営業メールに参考に出来る例文を紹介しましょう。

件名:〇〇ツールについてのご提案【〇〇株式会社】

株式会社△△
△△様

突然のご連絡失礼致します。
〇〇株式会社の営業部〇〇と申します。

貴社のWEBサイトを拝見し、弊社の〇〇ツールがお役に立てるのではないかと思いメールいたしました。
弊社では〇〇向けに〇〇ツールというサービスを提供しており、以下のような課題の解決を支援させていただいております。
・課題①
・課題②
・課題③

〇〇ツールをご活用いただければ、貴社の業務を効率化させ、△△コストを△△%削減できる効果が期待できます。
もしご興味がございましたら、お話をする機会をいただきたく、候補の中からご都合の良い日程をご連絡いただけますでしょうか。
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○月○日(○)〇〇:〇〇〜〇〇:〇〇
○月○日(○)〇〇:〇〇〜〇〇:〇〇
○月○日(○)〇〇:〇〇〜〇〇:〇〇
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もし可能な日程がない場合は、ご都合の良い日時をご連絡いただけますと幸いです。
お忙しいところ大変恐縮ではございますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。

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署名
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まとめ

営業メールで新規開拓を行うために、知っておくべきメールの書き方やポイントを紹介いたしました。効率良く営業メールを作成するためには、テンプレートを作成すると良いでしょう。インターネット上には様々なパターンの営業メールのテンプレートが存在していますので、それらを参考に自社の商品やサービスに合ったテンプレートを用意するといいでしょう。

また、営業メールを送った後のアフターフォローを効率良く行うために、営業ツールの導入を検討するのも良いでしょう。営業をかけた相手が営業資料のどこをよく閲覧したか分かる機能などがあり、活用すれば営業活動を効率良く進められるようになります。

営業メールの改善とともに、営業活動全体の効率化を目指せるといいでしょう。

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