今すぐ実践できる!メルマガのクリック率を上げる7つの方法を解説

BtoBのメールマーケティングの方法として、メルマガは低コストで導入出来る優れた手段であると言えます。メルマガを活用してリードを育てたり、顧客と継続的に接点が持てたりすることができるでしょう。

しかしメルマガは開封されないことも多く、本文中のURLがクリックされる確率はさらに低いものになります。メルマガに誘導先のURLを添付している場合、URLがクリックされなければ、配信したメルマガが十分な役目を果たしたとは言えません。

この記事では、BtoBのメルマガのクリック率が重要な理由とともに、クリック率を向上させる方法を紹介しましょう。メルマガのクリック率を高めたいと考えているのなら、ぜひ参考にしてください。

目次

メルマガのクリック率とは

メルマガのクリック率とは、メルマガの本文中に記載されたURLがクリックされた割合のことで、メルマガ配信に活用しているツールを使って計測します。

BtoBのメルマガの開封率は20%程度だと言われていますが、クリック率は2〜3%とさらに低いものになり、メルマガを開封した100人のうち、2人程度しか添付URLに誘導出来ません。

ただし、このクリック率はメルマガの内容によって大きく変わります。

メルマガのクリック率が重要な理由

メルマガの内容を確認してもらえるだけでメールマーケティングとして十分な成果だと考える方もいると思いますが、メルマガのクリック率を重要視するべき理由には下記のようなものがあります。

理由1 メルマガ読者のアクションが分かる

メルマガのクリック率が分かれば、ユーザーがメルマガを読んだ後に行動したかどうかが明確になります。

メルマガが読者の興味を引いたものの、行動までは至らなかった場合には、内容の見直しが必要でしょう。

理由2 メルマガ配信の目的が達成出来ているかが分かる

メルマガ配信者は何らかの目的を持ってメルマガを作成しています。自社サイトへの誘導や商品説明ページへの誘導などがその例でしょう。

メルマガのクリック率は、メルマガ配信の目的の達成率になるのです。

メルマガのクリック率を上げる方法

メルマガのクリック率の平均は100人に2~3人程度であり、数字だけを見ると非常に低いと言えますが、ただ闇雲にメルマガ配信をするだけでは、平均的なクリック率を達成することも出来ません。

BtoBのメルマガのクリック率を上げるためには、どのような方法があるのでしょうか。

方法1 メルマガの開封率を上げる

メルマガのクリック率を上げるためには、まずメルマガを開封してもらわなくてはいけません。
ここではメルマガの開封率を高くするためのポイントを紹介します。

①メルマガのタイトルを工夫する

多くの人はメルマガのタイトルを見てメルマガを読むかどうかを決めているため、ユーザーの興味を引くタイトルを考える必要があります。

特に、内容が推察できないようなタイトルは避けなくてはいけません。例えば「株式会社〇〇からのお知らせ」では、メルマガの内容が分からないだけでなく、ユーザーの興味を引くことも難しいでしょう。
「数量限定!オフィス機器が最大40%OFF」など、メルマガのタイトルでユーザーのメリットをアピール出来ると良いです。限定要素やランキング要素を取り入れると訴求力が高まります。

ただしタイトルが長過ぎると、全てが表示されなくなってしまうため、タイトルの文字数は15文字〜20文字程度に収めるようにしてください。

②メールチェックをしやすいタイミングにメルマガを配信する

メルマガはいつでも確認出来るものですが、ユーザーがメールをチェックしやすい時間帯にメルマガを送ることで、開封率を高く出来ます。

曜日で言えば、休日前後は時間に余裕がないことが多いため、月曜・金曜は避けるべきでしょう。時間帯を考えると、多くの方がメールチェックを行う出社後すぐ、お昼休みが終わる前後に届くメルマガは開封率が高くなります。

また、メールチェックを会社のパソコンではなくスマホやタブレットで行う方も増えたため、朝晩の通勤時間を狙うのもお勧めです。

方法2 メルマガに記載する情報量を増やし過ぎない

あれもこれもとコンテンツを詰め込み過ぎたメルマガは長く分かりにくいものになり、クリック率が下がる傾向があります。メルマガ読者は情報量ではなく最新の情報を素早く入手するためにメルマガを購読しており、メルマガを読むこと自体に多くの時間やエネルギーを使おうとは考えていないものです。そのため、メルマガのテキスト量は増やし過ぎず簡潔なものにし、より詳細な情報はクリック後の誘導先で説明するようにしましょう。

メルマガを開いた瞬間に目に入る画面を「ファーストビュー」と呼び、この画面からスクロールすることなく伝えたいこととURLまで収められると、読者は一目でメルマガの内容を理解出来るのです。「このメルマガでお勧めする情報はこれ!」がはっきりと分かるメルマガを作りましょう。

方法3 メルマガに記載するURLは1つに絞り込む

メルマガの情報量と共通する部分でもありますが、メルマガに記載するURLはそのメルマガの内容に合わせたもの1つに絞った方が良いでしょう。

URLが複数あると、その分テキスト量が増えるだけでなく、メルマガのテーマがぶれてしまいます。もちろん、URLが複数あることで読者にメリットがある場合や内容が伝わりやすくなる場合は別です。

方法4 メルマガに最適な画像を盛り込む

メルマガはテキストが中心になりますが、画像のないものは読みにくく、読者の興味を引くことが難しいです。メルマガのデザイン性と訴求力を上げるために、内容に適した画像を用意するようにしましょう。

メルマガに関係の薄い画像や毎回同じ画像を使用しても、思うような効果は得られませんので注意してください。

方法5 クリックしやすいレイアウトを考える

人の視線の動きは一定の法則があり、チラシやサイトデザインを行う際には、この視線の動きを考慮した構成が考えられています。メルマガを読む時の人の視線は複雑なものではなく、スマホであれば上から下、パソコンであれば左上から右下またはZの字と同じように左上→右上→左下→右下です。

人の視線の動きを考慮したデザインのメルマガは読みやすいため、必然的にクリック率も上がります。

しかし、先ほどもお伝えしたように、使用デバイスによって最適なレイアウトが変わるので、メルマガ読者のデバイス使用率を調べたり、使用デバイスごとにセグメント分けをしたりして別デザインのメルマガを送るなどの工夫が必要になるでしょう。

方法6 URLはテキストリンクではなくボタン形式に変える

URLリンクは「https://www〜」のようにURLそのもので表示されたリンクのことです。また「詳細情報はコチラ」のようにテキストにURLリンクを貼り付けてクリックを促す表記方法もあるでしょう。

しかし、どちらのリンクよりも、ボタンリンクを作成してリンクを貼る方がクリック率が高くなります。メルマガ自体のデザイン性も高くなるため、可能な限りリンクにはボタンリンクを使うようにしましょう。

また、ボタンリンクはシンプルでフラットなデザインやカラーよりも、読者の目を引くものを選ぶと良いです。

方法7 調査レポートのような他には無い優良コンテンツを提供する

内容の薄いメルマガはユーザーに無益なものと判断されてしまいます。メルマガでは、ユーザーが欲しい情報が含まれた優良なコンテンツを配信しましょう。

具体的には、実際に行った調査結果や調査データをまとめた調査レポートなど他のサイトでは手に入らない希少性の高い情報を用意します。

また、情報を一度ではなく数回に分けて提供して配信すれば、ユーザーがメルマガを積極的に読んでくれるようになります。

まとめ

メルマガは低コストで自社の情報を届けることができる優れたマーケティング手段ですが、メルマガの目的はユーザーに読んでもらうことではなく、ユーザーに次の行動を促すためにあります。メルマガを送った後には、どのくらい開封やクリックがされたかを分析し、次のアプローチを検討することも必要でしょう。そのためには、営業ツールやセールスイネーブルメントツールなどのツールの活用がおすすめです。

メルマガのクリック率を向上させ、メルマガで得られる効果を高めるとともに、ツールを活用して顧客へのアプローチを最適化できるといいでしょう。

 

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