今日から使える!業務用タブレットの選び方とポイントを解説・おすすめの端末も紹介

初代iPadの登場から急速に浸透したタブレット端末。近年では、あらゆるビジネスにもタブレットが用いられ、仕事をより効率的で便利にしています。業務用タブレットの導入を検討する企業も多いでしょう。

では、業務用のタブレット導入にあたっては、どのようにタブレットを選べば良いのでしょうか。今回は、業務用に向いているタブレットの特徴や選び方、おすすめの端末をご紹介します。

目次

業務用に向いているタブレットの特徴

まずは、業務用に向いているタブレットの特徴を4つご紹介します。

特徴1 OSバージョンを固定できる

業務用タブレットは、OSのバージョンを固定できるモデルが向いています。OSのバージョンが変わると、既存システムの動作に不具合が生じる恐れがあるためです。

プライベートで使用するタブレットであれば、OSのバージョンが自動アップデートされるものでも構いませんが、自動でアップデートされたり頻繁にモデルチェンジが行われるモデルは、ビジネス用には向かないでしょう。

特徴2 セキュリティに優れている

業務用としての使用では、タブレット上で顧客データや未公開データなどの機密情報を扱うことも多いでしょう。もしウイルスやハッキングなどにより機密情報が漏洩すれば、会社は大損害を被ります。

タブレットからの情報漏洩を防ぐには、端末のセキュリティが重要です。業務用として使用する以上、強固なセキュリティ対策が整ったモデルを選びましょう。

特徴3 設定を勝手に変えられない

顧客にタブレットでの操作を求めたり、管理者以外の社員がタブレットを使用したりする場合は、設定を固定できるものが向いています。設定を自由に変えられるモデルは、顧客や社員が勝手に設定を変えてしまい、動作に不具合が出る可能性があります。
接客や現場でのタブレット使用には、システムバーを非表示に設定できるモデルなどを検討しましょう。

特徴4 業種・使い道に合っていること

業種や使い道によって、適したタブレットは変わってきます。例えば、工事現場で使うなら、防塵性・耐衝撃性に優れたタブレットが向いています。また、営業担当者が持ち運ぶなら、軽くコンパクトで丈夫なタブレットが良いでしょう。さらに、店舗のレジとして使用するなら、安定性が高く接続障害に強いタイプが理想です。

業務内容と使い道に合ったタブレットを選べば、タブレットの活用の幅は広がるでしょう。

業務用タブレットを購入する際の選定ポイント

Work, cloth, shopping, fashion, beauty concept. Young happy smiling woman shop owner seller working in exclusive fashionable clothing boutique or store. Commercial business and marketing illustration.

タブレットには多くの種類があり、購入時にどのタブレットを購入すればいいか迷ってしまうこともあるでしょう。業務用タブレットの選定では、以下の4点に注目することが大切です。

ポイント1 OSの種類

タブレットに搭載されているOSの種類によって、タブレット内で使えるソフトやアプリは変わります。代表的なOSと特徴を挙げてみましょう。

iPadOS
アップル製品との親和性が高い。パソコンでMacを、スマートフォンでiPhoneを使用している場合に、便利。
Windows
Office製品との親和性が高い。WordやExcel、PowerPointなどを用いた業務が行いやすい。
Android
オープンソースであるため、様々な会社で開発・利用を進め、拡張性と自由度に優れている。

OSは、業務によく使うソフトや他端末との親和性を重視して選びましょう。

ポイント2 ストレージ容量

ストレージ容量とは、データを保存できる容量のことです。ビジネスでタブレットを使用する場合、膨大なデータを取り扱うことが多いので、タブレット選定時にはストレージ容量にも気をつけておかなければなりません。64GBや128GBのものであれば、比較的多くのデータを保存できます。

ただし、クラウドを用いたデータ保存が主流で、タブレット自体にさほどデータを保存しない場合には、ストレージ容量は小さくて済む場合もあります。

ポイント3 重量とサイズ

ビジネス用タブレットは、持ち歩いたり、野外や店舗で使用したりするケースが多いものです。大きくて重い端末は、持ち歩きや野外・店舗での使用には向きません。
とはいえ、オフィス勤務がメインの場合には、大きな画面のタブレットが作業効率を上げることもあり得ます。タブレットは、用途に合った重量とサイズのものを選びましょう。

ポイント4 堅牢度

業務用タブレット選びでは、堅牢度にも注目しておきましょう。すぐに割れたり壊れたりしてしまうデリケートなタブレットは、持ち歩いたり現場で使ったりする端末には向きません。

特に、工場や野外の工事現場などで使うタブレットは、衝撃や温度変化、粉塵などに強いモデルが理想です。すぐに買い替えや修理が必要になることのないよう、堅牢なタブレットを選ぶようにしてください。

業務用におすすめのタブレット

タブレットは、さまざまなメーカーから販売され、それぞれに違った特徴があります。ここからは、業務用としての使用におすすめのタブレットを5つご紹介していきます。

Surface Go 2

Surface Go 2は、ラップトップ兼タブレットの2-in-1型端末。コンパクトさと大きく明るいディスプレイを持ち合わせ、シーンを問わず柔軟に使用できる点が魅力です。
高速Wi-Fiや4G LTE搭載、アクセス制限が可能でセキュリティも万全と、ビジネスへの対応力は抜群です。Surface Go 2は、商談やメールチェック、現場管理などあらゆるビジネスシーンで活躍します。

OS Windows 10 Pro
サイズ 245 mm x 175 mm x 8.3 mm
重量 約550g
ストレージ eMMC ドライブ: 64GB (Wi-Fi)、SSD: 128 GB (Wi-Fi または LTE)、256 GB (LTE)

https://www.microsoft.com/ja-jp/surface/business/surface-go-2

Lenovo Tablet 10

優れたセキュリティと堅牢度の高さが特徴的なLenovo Tablet 10。データの保護機能やデータ暗号化機能、指紋センサー、セキュリティーキーホールなどが搭載されています。
オプションのキーボードをドッキングすれば、パソコンとして使用することも可能で、軽くて薄く、バッテリー駆動時間も長いので、野外での使用にもおすすめです。

OS Windows 10 Pro
サイズ 約261.6×178.4×10.6mm
重量 約654g
ストレージ 128G/64G

https://www.lenovo.com/jp/ja/tablets/windows-tablets/tablet-10-series/Lenovo-Tablet-10/p/22TD2LV1010

iPad Air 10.9インチ

iPad Airは、タブレットの先駆けであるiPadの中でもProに継ぐ高機能モデルです。従来のモデルよりも価格を抑えながら、機能性を評価する声は多数聞かれます。
画面を多分割で使えるSplit ViewやSlide Over機能、進化したジェスチャー操作、内蔵のステレオスピーカーは、リモート会議にも活躍します。ロックシステムを指紋認証センサーのTouch IDにすることで、マスクのままでも素早くロック解除することができます。

OS iPadOS
サイズ 247.6mm×178.5mm×6.1mm
重量 約460g
ストレージ 64GB/256GB

https://www.apple.com/jp/ipad-air

HUAWEI MediaPad M5 lite

HUAWEI MediaPadは、快適な操作感が魅力のタブレットです。スムーズな稼働と大型のディスプレイで、作業を効率的に進めることができます。上位モデルに付属するタッチペンを使用すれば、より柔軟な操作が可能になります。
薄型で軽く、長時間バッテリーが保ち、急速充電も可能なので、持ち運びにも向いています。
2万円〜3万円台で手に入るコスパの良さも特徴です。

OS EMUI8.0 (Android 8.0ベース)
サイズ 約243.4mm×162.2mm×約7.7mm
重量 約480g
ストレージ ROM32GB、ROM64GB

https://consumer.huawei.com/jp/tablets/mediapad-m5-lite/

Panasonic TOUGHBOOK

TOUGHBOOKは、頑丈端末と呼ばれるほどの堅牢性が特徴的なタブレットです。軽くてスリムですが、落下試験や振動試験をクリアし、さらに防塵・防水機能にも長けた、厳しい現場での活用にぴったりのモデルです。
性能はもちろん、拡張性や操作性にも優れており、手袋を装着していても雨で濡れても、問題なく画面のタッチ操作が行えます。

OS Android™ 10
サイズ 193mm×131mm×16.1mm/18.9 mm(グリップ部)
重量 約426g
ストレージ 64GB(eMMC)

https://biz.panasonic.com/jp-ja/products-services/tough

まとめ

屋内でも屋外でも手軽に使えるタブレットは、業務効率化に効果的なツールです。タブレットを導入することにより、現場での業務活動はより正確で効率的なものになり、移動中の時間ロスも減らすことが可能になるでしょう。
ただし、タブレットの種類は多く、どのタブレットが向いているかは会社によって異なります。タブレット選定時には、自社のニーズとタブレットの特性をよく比較するようにしてください。

また、タブレット導入による業務効率化の効果を高めるには、同時に情報共有ツールを導入するのもおすすめです。情報共有ツールは、パソコンに限らず、タブレットやスマートフォンからもアクセスが可能です。マニュアルやファイルなどの情報を一元管理し、ツール上で確認・編集することができます。
タブレット導入時には、タブレットを有効活用するためのツールについても、検討しておきましょう。

よかったらシェアお願いします 🐕‍🦺
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次